糖尿病の合併症
高い血糖値が続くと、症状がなにもなくても、合併症が進んでしまいます。
糖尿病の合併症には
- 細い血管の合併症
- 太い血管の合併症
があります。
細い血管の合併症
- 糖尿病性網膜症
-
目の奥の網膜の障害です。
眼底検査で調べられます。
毎年、約3000人の方が、糖尿病性網膜症で失明しています。
- 糖尿病性腎症
-
尿を作っている腎臓の障害です。
尿検査、血液検査で調べられます。
毎年、約11,000人の方が新たに人工透析を始めています。
- 糖尿病性神経障害
-
神経の障害で、足のしびれ、痛み、胃のもたれ、がんこな便秘、下痢、ED(勃起障害)などさまざまな症状が出ます。
細い血管の合併症は、糖尿病に特有の合併症で3大合併症と呼ばれています。
細い血管合併症を防ぐためには、血糖コントロールを良くしておくことが大切です。ヘモグロビンA1cを6.5%未満に維持していると、細い血管の合併症は起こりにくいといわれています。
太い血管の合併症(動脈硬化)
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 脳梗塞
- 閉塞性動脈硬化症(足の血管に動脈硬化が起こり、足の冷え、歩いたときに足に痛みが出るなどの症状がでます)
太い血管の合併症とは、動脈硬化のことです。
糖尿病に特有の合併症ではありませんが、糖尿病の方は、動脈硬化が起こりやすくなります。糖尿病でない方と比べると2-4倍おこりやすくなるといわれています。
糖尿病予備軍、軽症糖尿病など血糖値が少しだけ高いだけでも、動脈硬化は進みやすくなります。特に、食事の後の血糖値が高くなる方は、動脈硬化が起こりやすくなります。
血糖値が高いのに加え、高血圧、高脂血症をお持ちの方、タバコを吸われる方は、動脈硬化がおこりやすくなります。
合併症を防ぎましょう
これらの合併症を防いで、糖尿病がない方と同じように、健康を維持することが糖尿病を治療する目的です。
すでに、合併症が出ていても、それ以上進まないようにすることが大切です。
そのためには、血糖値を上手にコントロールすることはもちろん重要ですが、高血圧、高脂血症(コレステロールが高い、中性脂肪が高い)がある場合には、高血圧、高脂血症の治療も必要です。
細い血管の合併症、太い血管の合併症を、もう少し詳しく見ていきましょう。
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